あれから半年

2006年2月28日。
私はとても大好きだった彼を事故で亡くした。

当時のことはあんまり覚えていない。
ただ、毎日涙が枯れるほど泣いて、
絶望の中にいて、
それでも仕事は待ってはくれないし、
心配してくれる両親や兄弟、友達に気を使って元気にしてたり、
いろんな思いがぐるぐるまわって、
自分自身がどうすればいいのかわからなかった。

死にたいって思ったこともあった。
彼との6年をいまだに整理できないし、
彼がもうこの世にいないってことすら、
まだ理解もできていない。

近くにいなかったからそんなに会えてたわけでもないし、
電話だってお互い忙しくてそんなにしてたわけでもない。

だから今でもふと電話がかかってきそうな気がしてならない。

彼の死に顔が別人のようだったからかもしれない。


立ち直らないといけないって、最近思ってはいる。
たぶん、私はずっと一人ではいられないってことも。
きっと誰かを好きになって、結婚もしたいと思う。

彼以外の人と。

そんなふうに思う自分に罪悪感を感じる。
たまらない。
こんな日がいつまで続くんだろう。