死後の世界

劇団四季の「夢から醒めた夢」を観劇した。
事故で突然死んでしまった女の子が、
お母さんにさようならを言うために、
人間の女の子と一日だけ入れ替わってもらうという話。

人間の女の子は死後の世界にとても興味があって、
一日だけ霊界の世界に行く。

そこにはいろんな理由で死んでしまった人たちがいて、
病気や事故、自殺、飢え、地雷、テロ
死んだ人たちは光の国に行って、光になるために、
霊界にある駅で光の国行きのロケットを待っている。

そこに一人のおじいさんが座っていて、
光の国にはいつでも行けるのに、
もう13年間もそこにいて、
もうすぐ来るだろう奥さんを待っていた。

おいてきてしまったから、
ここで奥さんが来るのを待ってるんだよ。
光の国へはあいつと一緒に行くんだ

っていうセリフはとてもジーンとして、
Sくんのことを思った。
そんなふうに思ってくれてたらいいな。
今ごろ何してるんだろう。


昼に、友達からメールがあって、
今度飲み会に誘われた。
何年か前から美容室のカットモデルを何度かやってて、
その中で私のことを気に入ってる人がいるらしくって、
どうしても飲み会をしたいって頼まれたらしい。

私はあんまり乗り気じゃないけど、
タダでカットやカラーをやってもらってるし、
ギャラももらったりしてるので、
なんとなく断れなくって、行くことにはしたんだけど。

あんまり気乗りしない人には誘われるのに、
誘って欲しい人には誘われない……。
もっと頑張らないと！！

Uさんのことは、ますます気になるばかり。
なんとなく話し方とか、笑い顔とか、
人との付きあい方がSくんに似てるって思う。
そんな時はドキドキして仕方ない。
落ち着け！！　私！

でも、こんな気持ち、もうないって思ってた。
Uさんに彼女がいなかったらよかったんだけど、
どうやら中学校の時の同級生で、腐れ縁的な感じなんだって。
かなり手ごわそうだし、なんか絆も硬そうで、
望みもなさそうだ。