あの時の私

Sくんが亡くなって、
とても辛くてどうしようもないとき、
私はそのときの気持ちを文章に書いた。

ただパソコンに向かって、
キーボードを打ち続ける。
自分の気持ちをすべて吐き出してしまうまで。

もともとライターを目指していたからか、
文章を書いていると不思議と心を落ち着かせることができた。
思いついた時に開いて書いてたから、
それはとても長くて、まとまりもないけど、
“あの時”の私がそのまま表現されている。

今日、久しぶりにそのファイルを読んでみた。
あの時の悲しかった気持ちやどうしようもなかった気持ちの
記憶がリアルによみがえる。
悲しい記憶は残っていても実際の感情ってすぐに風化して
形を変えてしまう。

これから少しずつ整理して、
過去の日記にアップしていこうと思う。
整理することで何かが変わるかもしれない。

あの時からもう一度整理してみよう、って思う。