忘年会

無事に忘年会が終わった。

Uさんにたいして、絶対に何かアクションを起こそうって決めてた私にとって、決戦の日。

一次会が終わって、二次会へ。
その時は15人くらいいて、
幹事だったUさんはドリンクの注文とか、
盛り上げ役ですごく頑張ってて、
他の幹事の人が風邪で一次会で帰ってしまったから、
結構大変そうだった。

一人じゃさすがに気の毒だったから私も一緒に手伝ったり
してて、なんとなく動きやすい端っこに座って。
隣同士。

「ふぅ〜」
って疲れた感じでUさんが座ってきて、
「オレ、頑張ってるよね」
って。
私も「うん、すごい頑張ってるよ」
って。

そしたら、なにげに携帯を出して、
犬の写真を見せてくれた。
16年飼ってた犬が昨日、亡くなってしまったらしくって、
前日はほとんど眠ってないらしい。
今も気分がまだ落ち込んでるって言ってた。

私も犬が亡くなった時は、会社を休むくらい落ち込んだのを覚えてて、
でも忘年会を盛り上げようと頑張ってるUさんがすごくえらいなって思った。

そんな話をふたりでしばらくしてて、
勇気をもって、
「今度飲みに行こうよ」
って誘っちゃった。
「行こうか」
って。

これって社交辞令かなぁ。

それから3次会でも4次会でも隣に座って、
話をした。
途中ですごく嫌な感じの課長がいて、
私も大嫌いな人なんだけど、
その人にUさんが切れて、けんかになったりしたけど。

午前3時くらい、
そろそろ解散ってときになって、
男の子たちはお好み焼を食べるっていうから、
私は一人で飲みに行くわって別れて、
お兄ちゃんもお好み焼を食べに行ってたから
食べたら電話して一緒に連れて帰ってね、
って言ってて。

いつものバーで飲んで、
お兄ちゃんから電話。
下に降りたら、Uさんも一緒にいた。
「どこに行ってたん？」
って聞かれて、あのバーって指さしたら、
「ああ、Tさんがやってるとこよね」
ってバーのオーナーの名前が出てきて、驚いた。
なんと、私がUさんのことを相談してたオーナーのTさんとUさんは
友達だったみたい。
前にUさんもよくそのバーに行ってた常連だったんだって。

すごく偶然。
相談の時に名前なんていちいち言わないし。

なんか動きだした気がした。