9月9日の日記

2008年9月9日
この前の飲み会の時、
話題で私の家族の話になった。

うちの会社、私のお父さんが経営者で兄が専務。
そこで働く私ってどんな気持ちってみんなに聞かれた。

私的には最初はずっと嫌だったけど、
今はもう慣れてる。
ただ、周りの人にへんに気を使われることもあって、
そういうのは今でも嫌。

みんなからは
家族の中で私はタイプが違うらしい。
普通ならお嬢様なんだろうけど、
全然そういう感じがしなくって、
異端児的なイメージなんだって。

たしかに、家の会社だけど、
会社に対して言うべきことは言っているつもり。
もっと改善してほしいこととか。
労働条件とか。
逆に言えば家族である私だから言えることとか、
やれることがあるって思ってるから、
他のみんなが言いにくいことをわざと言うようにしてるところもあって。
そういうところがみんなからしたら不思議って言われた。

生まれが恵まれてるって、昔から言われてきた。

私にとってはコンプレックス以外のなにものでもない。
たしかに、金銭的に恵まれていたりするのかもしれない。
何も分かってないからそういうふうに感じるのかもしれないけど。


幼稚園のころ、園児全員で楽器の発表会みたいなのがあって、
毎年ホールでコンサートみたいなことをしてた。
年長になって、その年の発表会に私も出ることになった。
練習があって、同じ組のみんなの楽器はトライアングルだった。
私もトライアングルを手にしてみんなと並んでたら、
先生からクロエちゃんは大太鼓だからねって。

お父さんがコネを使って一番前の真ん中で目立つ大太鼓を
やらせてくれるよう頼んでた。

あとで知ると、お兄ちゃんもお姉ちゃんもその発表会では
大太鼓をやったみたいだった。

発表会の日、指揮をしている先生よりも前にある大太鼓。
私は棒立ちで何もしなかった。
大太鼓の前で何もしない私を客席で両親が見てた。
だって、私はトライアングルの方がよかったから。

きっと、お父さんもお母さんもがっかりしたんだろうな。

お兄ちゃんとお姉ちゃんが疑問を感じてなかったかどうかは
わからない。
だけど、私はずっと違和感を感じてた。

両親が望んでいることがわかっていながら
そんなふうにはできなくて、
それはこの家に生まれたことへのコンプレックスになっていた。

恋愛においても反対されるような人ばかりを好きになった。
でもみんな人間的には素晴らしくて、
ただ家柄が普通ってことだけだったのに。
両親とはことごとく価値観が違ってる。

付きあってきた人に必ず言われるのが
「クロエちゃんの親が絶対に許してくれるわけない」
ってこと。
そういう人を好きになる私の方がおかしいのかな。
お見合いで大金持ちと結婚した姉のほうが自然なのかな。

きっとUさんと付きあっても反対されるんだろうなって
ちょっと不安になる。
まだ付きあえるわけでもないのに。
でもUさんも前にも言われてて、
そのへんのことは気になってるんだろうな。

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